自費診療での注射・投薬
目次
自 費 注 射
白玉注射(グルタチオン注射)
白玉注射とは、グルタチオンという抗酸化物を主成分とした薬剤とアスコルビン酸というビタミンCを組み合わせた注射です
グルタチオンには以下のアミノ酸が含まれています
- グルタミン酸(成長ホルモンの分泌促進・免疫力アップ)
- システイン(メラニンの生成抑制・ターンオーバーを促す)
- グリシン(コラーゲンの生成・手足の血行促進)
グルタチオンは体内でも生成される成分であり、サビ取り(抗酸化)に働き老化防止効果などがあります
期待される効果
- 肌の透明感アップ
- シミ・くすみなどの改善
- 日焼け後の皮膚のダメージケア
- 肌の老化予防
- 免疫力アップ
注射にて直接体内に注入するため、サプリメントよりも迅速かつ効率的に補うことができます
頻度について
接種回数や頻度は1-2週間に1回の間隔で6-10回程度が目安です
ただし、血管痛(注射中に起こる血管の痛み)があらわれた場合は、様子を見ての接種をお勧めしています
副作用について
まれに発疹や胸部の不快感があらわれますが、副作用は基本的にはありません
注射のため、注射部位の赤みや内出血などが生じる可能性はあります
接種できないかた
- 妊娠中・授乳中のかた
- G6PD欠損症や高度腎機能障害があるかた
- 透析治療中のかた
- 心不全・不整脈の持病があるかた
- 20歳未満のかた
にんにく注射・ダブルにんにく注射
にんにく注射はビタミンB1(アリナミン)の注射です
通常量(10mg)とダブル(倍量 20mg)の2種類あります
ドラックストアなどで売っている飲料を想像していただくとわかりやすいかもしれません
期待される効果
- 疲労回復
- 風邪予防
- 冷え性の改善(血行促進)
- 肝臓が弱り気味・二日酔いの改善
日々の溜まった疲れを回復させたい、疲労からくる体調不良を予防したい方にお勧めです
特に疲労感を感じる方などはダブルでの接種が高濃度のため、効果を実感しやすくなります
大事な予定があるので体調を崩したくない!というときも接種をお勧めします
副作用について
副作用は基本的にはありませんが、まれに下痢・頭痛・湿疹などの症状があらわれます
注射中に、にんにくのような匂いがあるため人によっては不快感があります
接種後は匂いは継続しないため、お出かけ前でも接種いただけます
注射のため、注射部位の赤みや内出血などが生じる可能性はあります
接種できないかた
- 妊娠中・授乳中のかた
- 産後間もないかた
- 悪性腫瘍の治療中
- 肝臓の機能不全で治療中
- 20歳未満のかた
プラセンタ注射
プラセンタとは、ヒトの胎盤から抽出した成長分子やさまざまな栄養素のことです
期待される効果
- 更年期症状の緩和
- 美肌促進(小じわ・シミ・くすみ)
- 疲労回復
- 抗アレルギー作用
- 免疫効果の強化
- 肩こりの緩和
- アンチエイジング効果
- 不眠解消
- 発毛促進
最近疲れやすい、イライラする、汗が止まらないなどのホルモンバランスにお悩みの方などにお勧めです
血液検査で、更年期症候群の診断がついた場合は保険適応できます
頻度について
接種回数や頻度は1-2週間に1回のペースで行うと効果的です
ただし、血管痛(注射中に起こる血管の痛み)があらわれた場合は、様子を見ての接種をお勧めしています
副作用について
副作用は基本的にはありませんが、まれに発疹などがあらわれます
注射のため、注射部位の赤みや内出血などが生じる可能性はあります
ヒトの胎盤から生成された薬剤のため、プラセンタ注射後の献血は厚生労働省より禁止されています
接種できない方
- 献血を検討しているかた
自 費 薬 剤
フィナステリド(AGA治療薬)
AGA(男性型脱毛症)とは過剰に産生された「ジヒドロテストステロン(DHT)」という男性ホルモが髪をつくる毛母細胞の働きを妨げ、毛髪が十分に成長する前に抜け落ちるようになり起こる薄毛のことをいいます
DHTは、男性ホルモン「テストステロン」が「5αリダクターゼ(5α還元酵素)」によって変換されて生まれる物質です
詳しい原因は不明ですが、思春期以降に体内で5αリダクターゼの働きが活発になってDHTが過剰に産生されることがあります
それにより、前頭部の生え際が後退したり、頭頂部が薄くなったりします
期待される効果
- 抜け毛、薄毛の進行を防ぐ
- ヘアサイクルの正常化
DHTが産生される際に働く、5aリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類があります
フィナステリドには、このうち頭部に多く見られるⅡ型の働きを抑え、DHTを作らせないようにする作用があります
この抜け毛の原因となるDHTを作らせないことによって、抜け毛の進行を遅らせます
服薬することでDHTが減少し、髪の発毛周期(ヘアサイクル)が正常に戻ることによって、薄毛や抜け毛が次第に改善され、増毛効果も見込めます
ヘアサイクルを乱れた状態から正常に戻すためにはある程度の時間がかかるため、数か月の時間を要します
副作用について
- 初期脱毛
- 性欲減退
- 勃起機能障害(ED)
- 肝機能障害
- うつ
- 精子減少
- 発疹
フィナステリドとプラセボ(偽薬)での臨床試験結果はほぼ同じとなっており、発生頻度は極めて低いといわれています
服薬できない方
- 不妊治療中のかた
- 女性(妊娠中・授乳中含む)
- 20歳未満の男性
- 献血を検討しているかた
不妊治療中のかたは、フィナステリドにはわずかながら性機能障害を引き起こす可能性があります
胎児に直接的な悪影響はないので、不妊治療と平行しておこなうこともできますが上記の副作用が起こることを考えておきましょう
献血は服薬中は輸血された方が女性の場合、悪影響を及ぼす可能性があり禁止されています
献血する場合は服薬を中止して1か月以上経過してからになります
予 約 方 法
予約なしでも可能です
当院窓口でご希望の旨をお伝えください
初回のみ、医師の問診と同意書の記入をお願いしています
2回目以降は、問診不要のためすぐにご案内可能です
初回は、身分証の確認をしますので保険証またはマイナンバーカード等をお持ちください