さまざまな臓器も通る道は似ている
当方は総合内科を担当しており、さまざまな学会に所属しています。最近、学会の総会が目白押し。
その中で常々感じるのは、臓器が異なっていても“悪くなっていく過程”には共通点があるということです。
たとえば心臓では、心筋梗塞を起こすと残された心筋が代わりに頑張ります。しかし、その「頑張り」が続くと次第に疲弊し、最終的には心臓全体が悪くなってしまうのです。これを防ぐために、心臓に過度な負担がかからないよう調整する薬が処方されます。
呼吸器においても同様です。間質性肺炎や肺気腫などで肺の一部が損なわれると、残った肺が過剰に働き、その結果、炎症が悪化してしまうことがあります。これにより、呼吸機能の低下が進行するため、人工呼吸器の設定も慎重に、肺に優しく調整する必要があります。
腎臓もまた、同じような経過をたどります。腎障害によって一部の機能が失われると、残された腎機能だけで補おうとして無理が生じ、結果として腎全体の機能が低下していきます。そのため、早期からの食事療法や適切な管理が不可欠です。

途中、感染など外因にて、突然急速に悪くなることにより入院し一時的に改善しますが、入退院を繰り返すたびに、残された正常な細胞が少しずつ減っていき、やがて限界を迎えます。心臓・肺・腎臓──すべての臓器が、最終的には同じような道をたどるのです。
途中、突然に悪くならないような方策が必要ですね。
