インフルエンザなどが流行るのは人の変化
[2025.05.11]
10月になると、そろそろインフルエンザワクチンを接種する時期になります。これは、例年1月〜2月に流行するインフルエンザに備えるためです。
人間の体には、ウイルスを欺く「細胞のダミー」(細胞外小胞:EV)を放出する仕組みがあります。ウイルスが誤ってこのダミーに取りつくと、それは実際の細胞ではないため、ウイルスが増殖に必要とする栄養を得られず、結果的に死滅します。
ところが、寒くなると鼻粘膜から分泌されるこの細胞ダミーが約40%も減少すると報告されています。そのため、ウイルスが鼻腔内で増殖しやすくなり、冬にインフルエンザが流行しやすくなる一因と考えられています。

しかし最近では、暖かい季節でも、つまり本来インフルエンザの少ない時期であっても、インフルエンザの患者さんを見るようになっています。
人間の体に何らかの変化が生じているのか、それともウイルスが強くなっているのか――。
そう考えると、少し恐ろしさを感じずにはいられません。
