インフルエンザの流行が早い?「H3N2サブクレードK」とは
「まだ秋なのに、もうインフルエンザ?」
そんなニュースを見て、不安に感じている方もいるかもしれません。
最近注目されているのが、A型インフルエンザ(H3N2)の新しい系統「サブクレードK」です。
難しい名前ですが、一番大切なのは、
「ものすごく怖い新型ウイルスが突然現れた」という話ではありません。
ただし、これまでのウイルスから少し姿を変えたことで、例年より早く、広がりやすくなる可能性が注目されています。
なぜ、こんなに早く流行するの?
インフルエンザというと、「冬の病気」というイメージがあります。
ところが、流行の時期は気温だけで決まるわけではありません。
今回注目されているH3N2サブクレードKは、ウイルス表面の形がこれまでの株から少し変化しています。
そのため、
これまでの感染やワクチンによって持っている免疫から、少し逃れやすくなっている可能性
が考えられています。
さらに、人の移動や海外との往来なども、流行が早まる要因になり得ます。
「サブクレードK」は普通のインフルエンザより重症なの?
ここは誤解しないことが大切です。
現時点では、
サブクレードKそのものが、従来のインフルエンザより明らかに重症化しやすいとは証明されていません。
むしろ問題なのは、感染する人の数が増えれば、その分、
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肺炎になる人
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入院する人
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持病が悪化する人
の「人数」も増える可能性があることです。
症状はいつものインフルエンザと違う?
基本的には大きく変わりません。
代表的なのは、
発熱、咳、のどの痛み、頭痛、筋肉痛、強いだるさ
などです。
サブクレードKだから特別な症状が出る、というより、通常のインフルエンザと似た症状が中心と考えてよさそうです。
ワクチンは打っても意味がない?
「ウイルスが変異しているなら、ワクチンは効かないのでは?」
と思う方もいるでしょう。
確かに、流行しているウイルスとワクチン株に“ずれ”が大きい年には、感染そのものを防ぐ効果が低下する可能性があります。
しかし、だからといって
「ワクチンは意味がない」
ということではありません。
特に高齢者や小さなお子さん、持病のある方では、インフルエンザによる入院や合併症を減らすことが大切です。
実際、小児ではワクチン接種によってインフルエンザによる入院が減少したデータも報告されています。
特に注意してほしい人は?
インフルエンザは誰でもかかりますが、特に注意したいのは、
高齢者、小さなお子さん、妊婦さん、喘息・COPDなどの呼吸器疾患がある方、心臓病などの基礎疾患がある方
です。
特に心臓病のある方では、インフルエンザ感染が心筋梗塞などの心血管イベントと関連することも報告されています。
「インフルエンザかも」と思ったら?
高熱や強い倦怠感、咳などが出た場合、特に高齢者や持病のある方は、あまり我慢しすぎないことが大切です。
抗インフルエンザ薬は、一般的に発症して早い段階で開始するほど効果が期待できます。
資料でも、高リスクの方では発症後早期の抗ウイルス薬治療が重視されています。
まとめ
今年のインフルエンザについて大切なのは、
「新しい変異株だから必要以上に怖がる」ことではなく、「流行が早い可能性を考えて、早めに備える」ことです。
手洗い、咳エチケット、体調不良時の無理な外出を控えること、そして必要に応じたワクチン接種。
特に高齢者や基礎疾患のある方は、
「具合が悪くなったら早めに相談する」
ことも大切です。
インフルエンザは毎年のことだからこそ、油断せず、でも必要以上に怖がらず。
今年も上手に備えていきましょう。
