ケアという言葉 がん緩和ケア
[2025.06.22]
ガン緩和ケアの講習会の募集がありました。私はもうすでに受講済なので当院スタッフの希望者が受講予定となります。
「ケア」という言葉は、ゲルマン民族の言語において「泣き叫ぶ声」を意味する語に由来し、もともとは「悲しみ」を表す“ケアル”と呼ばれていたそうです。
15世紀頃からは「心配」を意味するようになり、やがて「世話」や「保護」へと、その意味を変えてきました。
現代では、「看護」や「介護」、「介助」など、支援や癒やしに関わる幅広い分野で用いられる言葉となっています。
“ケアル”——
学生時代に夢中になったテレビゲーム『ファイナルファンタジー』に登場する、神官の回復の呪文の名前としても、私の記憶に残っています。ケアルとか、他にもホイミとか。
今、医師として難病と闘う患者さんや、人生の最終章を歩まれる方々と向き合う中で、医学的な支援とともに、もう少しでも癒やしや安らぎを届けられる“ケアル”なんていう呪文があればと夢想し、願わずにはいられません。
