人間の膀胱と夜間頻尿について
[2025.01.17]
膀胱は尿を溜めるために丸い形をしており、この形状は容量を最大限に増やすために適しています。通常、尿は出したい時に排泄できるよう、膀胱がうまくコントロールされています。しかし、加齢とともにこのコントロールが難しくなり、行きたくない時にトイレへ行くことが増える場合があります。特に夜間にトイレへ行く頻度が高くなる現象が見られます。
夜間頻尿とは
- 正常なトイレ回数: 1日あたり7~8回が一般的。
- 夜間頻尿: 一晩に1回でも夜間にトイレに行く場合を指します。
- トイレに行く回数が多くなればなるほど、以下のリスクが増加するとされています:
- 高血圧
- 狭心症や心筋梗塞、脳梗塞
- 認知機能の低下
- 睡眠時無呼吸症候群
- 死亡率の上昇
主な原因
夜間頻尿にはいくつかの原因が考えられます:
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夕方以降の過剰な水分摂取
夜間にトイレの回数を増やす大きな要因。 -
前立腺や膀胱の異常
- 前立腺肥大症(特に男性)
- 膀胱過活動症
- 膀胱骨盤臓器脱
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膀胱容量の低下
加齢による膀胱の弾性低下が関与します。間質性膀胱炎など -
睡眠障害
睡眠が浅いと、尿意を感じやすくなることがあります。 -
薬剤の影響
一部の利尿剤や降圧薬が影響する場合があります。 - ストレス
薬が原因だったり、生活習慣が原因だったりしますし、睡眠や血管病にも影響します。
実は怖い夜間頻尿でした。