健診での心電図異常 ブルガダ症候群
[2025.06.03]
健診にてお目にかかることがあります。
ブルガダ症候群。
死に至る危ない病気。私たちの世界では5歳児がいきなり死んだことにより有名になった病気で日本だとぽっくり病に当たるのがこの病気とされています。
多くは無症状ですが、心室細動が起こると意識消失やけいれん、呼吸停止、突然死に至ることがあります。発作は夜間や睡眠中、特に早朝に多い傾向があります。 いきなり来ます。危ない病気です。
12誘導心電図の形で診断されます。特徴的な形をしています。心電図の取り方を変えたり(肋間を変える)、薬を点滴して変化をみたりします。超音波検査や24時間心電図検査等も大切です。
アジア人、特に30~50歳代の男性に多く、男女比は約9:1と圧倒的に男性が多いです。
満腹や、発熱、薬によっていきなり発作がきてしまいます。
たまに見かけるこの病気。健診も真剣勝負です。
心電図異常を指摘された方はご相談ください。