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増えてます 熱中症

[2026.07.13]

熱中症は「暑さに弱い人だけの病気」ではありません!命を守るために知っておきたい基礎知識

夏になると毎日のように耳にする「熱中症」。

「水分を飲んでいるから大丈夫」「少し休めば治る」と思われがちですが、重症になると命に関わることもある非常に危険な病気です。

今回は、熱中症の症状や応急処置、予防法について、できるだけわかりやすくご紹介します。


熱中症とは?

私たちの体は、汗をかいたり皮膚から熱を逃がしたりすることで体温を約37℃に保っています。

しかし、

  • 気温や湿度が高い
  • 水分や塩分が不足している
  • 激しい運動や屋外作業をしている

といった状況では、体温調節が追いつかなくなります。

その結果、体の中心部の温度(深部体温)が異常に上昇し、脳や心臓、腎臓など全身の臓器に障害が起こる状態が「熱中症」です。

重症では体温が40℃以上となり、命に関わることがあります。


こんな症状があれば要注意!

初期症状では

  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 大量の汗
  • 筋肉のけいれん(足がつる)
  • 頭痛
  • 強い疲労感
  • 吐き気

などがみられます。

さらに悪化すると

  • 呼びかけへの反応が鈍い
  • 会話がおかしい
  • ふらついて歩けない
  • 意識がもうろうとする
  • けいれん
  • 意識を失う

といった症状が現れます。

意識障害がある場合は、命に関わる熱中症です。すぐに救急車(119番)を呼びましょう。


「汗をかいていないから熱中症ではない」は間違い

「熱中症になると汗が止まる」と聞いたことがある方もいるかもしれません。

実は、運動中に起こる熱中症では大量の汗をかいていることが多く、一方で高齢者などに多い熱中症では汗が少なく皮膚が熱く乾いていることがあります。

つまり、汗の有無だけでは判断できません。


熱中症かな?と思ったら

応急処置が何より重要です。

まずは

✅ 涼しい場所へ移動する

✅ 衣服をゆるめる

✅ 首・脇・足の付け根を冷やす

✅ 冷たい水やスポーツドリンクなどで水分・塩分を補給する(意識がはっきりしている場合)

これらをすぐに行いましょう。

重症が疑われる場合は

以下のような症状があれば、救急車を呼びましょう。

  • 意識がおかしい
  • 呼びかけに反応しない
  • 自力で水が飲めない
  • けいれんしている
  • 高熱が続いている

救急隊を待つ間も、体を冷やし続けることが大切です。


病院ではどんな治療をするの?

病院では、まず命を守るための処置を行います。

最も重要なのはできるだけ早く体温を下げることです。

重症例では、冷水や氷水を用いた全身冷却が最も効果的とされています。

また、

  • 点滴による水分・電解質補給
  • 呼吸や血圧の管理
  • 腎臓や肝臓など臓器障害の治療

などが必要になることがあります。

なお、市販の解熱剤(熱さまし)は熱中症には効果がなく、かえって臓器障害を悪化させる可能性があるため使用しません。


熱中症になりやすい人

特に注意が必要なのは

  • 高齢者
  • 小さなお子さん
  • 妊婦さん
  • 心臓病や糖尿病などの持病がある方
  • 屋外で働く方
  • スポーツをする方

です。

高齢者は暑さを感じにくく、脱水にも気付きにくいため重症化しやすいことが知られています。


一番大切なのは予防です

熱中症は予防できる病気でもあります。

今日からできる対策として

  • のどが渇く前にこまめな水分補給
  • 汗をたくさんかく時は塩分も適度に補給
  • エアコンを我慢しない
  • 外出は暑い時間帯を避ける
  • 帽子や日傘を活用する
  • 十分な睡眠と栄養をとる
  • 暑さに少しずつ体を慣らす(暑熱順化)

といったことがとても重要です。


まとめ

熱中症は「少し具合が悪い」だけでは済まないことがある病気です。

特に、

  • 意識がおかしい
  • 自分で水が飲めない
  • 呼びかけに反応しない

このような症状があれば、迷わず119番通報してください。

暑い日は「まだ大丈夫」と無理をせず、こまめな休憩と水分補給を心がけましょう。

自分自身だけでなく、ご家族や周囲の方にも声をかけ合うことが、熱中症から命を守る第一歩です。

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