大事にしていること
[2024.04.19]
少しご無沙汰をしてしまいました。
桜の季節も過ぎ、辛い花粉症との闘いも終盤となりましたが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか。
今日は私が仕事をする上で時々、肝に銘じ大事にしていることについてです。
美容院や歯医者さんに行って、髪に触れられたり、口の中を触られたりした時、あっ、この人は優しい人だな… 丁寧な仕事をする人だな…なんて思ったことはありませんか?
逆に、どんなにおしゃべりが上手でも、お客さまの扱いが上手でも、あっ、この人はダメ…と思うことも。看護師である私は、毎日たくさんの患者さまに触れるわけで、人の評価ができるほど立派な人ではありませんが、人に触れられる時の手から伝わるぬくもりや人柄って大事だなと実感します。
子供のころ熱を出すと、ひんやりした手で母がおでこに手を当ててくれます。気持ちが良くて、それだけで楽になるような感覚。まさに“手当て”です。“手は口ほどにものを言う”もその通り。
両手のひらに乗ってしまいそうな我が子を初めて抱いた時は、目いっぱい優しく触らなきゃ!と思ったものです。
そして今は、優しく患者さまの背中に手を当てる。目いっぱい優しく触れさせていただく。触っただけでスーッと楽になりますように…思いを込めて。
はせがわクリニック 長谷川千枝