帯状疱疹ワクチン接種をお勧めいたします
帯状疱疹ワクチンについて
帯状疱疹ワクチンは、国によっては定期接種の対象となっています。
現在、ワクチンには2種類あります。
1つは、子どもが定期接種している生ワクチンで、1974年に大阪大学微生物病研究所によって開発された日本製ワクチンです。生ワクチンのため、妊婦や免疫不全の方には接種できません。
もう1つは、近年登場したサブユニットワクチンです。これはウイルスの糖タンパクをもとに作られたワクチンで、免疫反応を高めるアジュバントが添加されており、高い効果を示します。ウイルス本体を含まないため、免疫不全の方にも接種可能です。
このサブユニットワクチンの有効性は非常に高く、**帯状疱疹の予防効果は91.3%、帯状疱疹後神経痛の予防効果は88.8%**と報告されています。一方で副反応として、**接種部位の痛み(78.0%)、発赤(38.1%)、腫れ(25.9%)、筋肉痛(40.0%)、倦怠感(38.9%)、頭痛(32.6%)**などが見られることがあります。
帯状疱疹を発症した方でも、発症から3か月以降に再発する可能性があるとされており、早期にワクチンを接種することが再発予防に有効とされています。
実際、一度帯状疱疹を経験された方から「もうあんな思いはしたくない」との声を多くいただきます。
「人生で三本の指に入るほどの痛み」とも言われる帯状疱疹。そのつらさを避けるためにも、ぜひ帯状疱疹ワクチンの接種をご検討ください。