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検診で見つかる 右脚ブロックって

[2026.07.10]

健康診断の心電図で「右脚(うきゃく)ブロック」って書かれていると、「えっ、心臓のどこかが詰まってるの!?」とびっくりしてしまいますよね。

特に若い人がこれを見つけると不安になると思いますが、結論から言うと、若い人の右脚ブロックのほとんどは「心配のないもの(ただの体質)」です!

 

そもそも「右脚ブロック」ってなに?

心臓は、微弱な電気の合図でドクドクと動いています。その電気の通り道は、途中で「右側(右脚)」と「左側(左脚)」の2本に分かれます。

「右脚ブロック」とは、この右側のルートの電気が、ちょっとだけ足踏み(遅れて)している状態のことです。

完全に道が通れなくなっているわけではなく、電気が少し遠回りしているだけなので、心臓自体はちゃんと動いています。

若い人の場合、9割以上は「生まれつきの個性」

若い人の場合、心臓の病気ではなく、以下のような「体質」や「生まれつきの形」が原因のことがほとんど(9割以上)です。

  • 痩せ型の人: 胸の厚みが薄いと、心電図の機械が電気のちょっとしたズレを拾いやすくなります。

  • 骨格のバランス: 心臓の位置や胸の骨の形によって、たまたまその波形が出やすい人がいます。

学校や職場の健康診断で、他の項目に何も異常がなければ、基本的には「足が速い人」「背が高い人」と同じような心臓の個性(生理的なもの)だと思って大丈夫です。

【念のため】ごく稀に隠れているかもしれない病気

基本は心配ないのですが、ごく稀に心臓の病気が原因でこの波形が出ていることがあります。特に若い人で注意したいのは以下の3つです。

1. 心臓の壁に小さな穴がある(心房中隔欠損症など)

生まれつき心臓の右側と左側を仕切る壁に、小さな穴が開いている病気です。 右側の心臓に血液が多く流れ込んで負担がかかるため、右脚ブロックの波形が出ます。大人になるまで症状が出ず、健康診断で初めて気づくことも多いです。

2. ブルガダ症候群(電気の乱れ)

心臓の形は正常なのに、電気の巡りだけが急に乱れてしまう不整脈の病気です。20代〜50代の男性に多く、夜間などに突然怖い不整脈を起こすことがあります。

3. 心筋症(心臓の筋肉の病気)

心臓の筋肉の一部が、生まれつき、または何らかの原因で傷んでしまっている状態です。電気の通り道がそのせいで邪魔されてしまいます。

こんな症状があったら、一度「循環器内科」へ!

「ただの個性」か「隠れた病気」かを見分ける一番の方法は、心臓の超音波(心エコー)検査をすることです。ゼリーを塗って胸に機械を当てるだけの、痛くない検査です。

特に、以下のようなサインがある場合は、念のため一度「循環器内科」を受診してください。

  • ときどき胸がドクドクする(動悸)、脈が飛ぶ

  • 一瞬、頭がクラッとしたり、気を失いそうになった(失神)

  • 階段を上ると、人より明らかに息が切れる

  • 家族や親戚に、若くして原因不明の突然死をした人がいる

まとめ

若い人の右脚ブロックは、「大半は心配のない個性だけど、一度エコー検査をして安心をもらっておくとベスト!」というものです。

もし健康診断で指摘されてモヤモヤしているなら、お守りがわりに一度病院で診てもらってくださいね。

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