武田信玄の健康 温泉
[2025.04.13]
以前、上杉謙信についてお話ししましたので、今回は武田信玄について触れてみたいと思います。
武田信玄は日頃から健康に気を配っていたようで、温泉療法に注目し、多くの温泉地を開発しました。自らも湯治を楽しみ、療養に励んでいたそうです。
「ほうとう」は信玄が軍用食として用いたのがルーツとされており、うどんにかぼちゃや様々な野菜を加え、味噌で煮込んだ栄養豊富な料理として知られています。
健康に気を使っていた信玄ですが1572年からは頻繁に喀血するようになりました。当時から肺結核と見られていましたが、近年では胃がんや食道がん、さらには甲府盆地特有の寄生虫感染症なども原因として考えられています。
さて、先日草津温泉がリニューアルされたという報道がありました。
草津温泉のルーツは日本武尊までさかのぼるとも言われ、戦国時代には武田信玄の庇護下にもあったそうです。もしかすると、信玄自身も訪れていたのでは…と、歴史に思いを馳せています。