睡眠時無呼吸症と脈の異常
[2025.06.18]
睡眠時無呼吸症候群の患者さんのうち、約80%に心房細動という不整脈がみられることが知られています。心房細動は脳梗塞の原因にもなる重要な病態です。
また、無呼吸の状態では、何とか呼吸をしようとして知らず知らずのうちにいきむ動作が起こり、それに伴い脈拍が一時的に遅くなる現象が見られます。
このように脈拍が周期的に遅くなる所見を**CVHR(Cyclic Variation of Heart Rate)**と呼びます。

現在、我々が行っている脈の検査では、不整脈だけでなく呼吸の異常も把握できるようになってきました。
さらに近年では、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスからも脈拍情報を得られるようになっており、将来的には「腕時計をつけて寝るだけで睡眠時無呼吸症候群の診断ができる」時代が来るかもしれません。
