糖尿病の方が気を付ける疾患 がん
[2025.11.08]
日本人の死因第1位は「悪性新生物(がん)」です。
その中でも特に多いのは、肺がん・すい臓がん・肝臓がんの順です。
また、糖尿病のある方は、糖尿病のない方に比べてがんの発症率・死亡率が高いことがわかっています。
具体的には以下のようなデータがあります。
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肺がん:糖尿病 7.8% vs 非糖尿病 7.0%
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すい臓がん:糖尿病 6.5% vs 非糖尿病 2.7%
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肝臓がん:糖尿病 4.1% vs 非糖尿病 2.6%
糖尿病のない人ではがんによる死亡がやや減少傾向にある一方で、糖尿病のある人では年々増加しています。
そのため、糖尿病患者さんにおいては健診や検査でのがんの早期発見に特に注意が必要です。
近年では、24時間血糖測定(CGM)が可能な機器の普及や、低血糖を起こしにくい新しい糖尿病治療薬の登場により、より安全に血糖コントロールを行えるようになってきました。
狭心症や心筋梗塞などの合併症がなければ、HbA1cなどの血糖指標を可能な限り正常化することが望ましいとの意見もあります。
では、どの程度まで血糖を下げることが「がん予防」に役立つのでしょうか。
この点については、まだ明確な答えは出ておらず、今後の研究に期待が持たれます。
