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肥満治療と睡眠時無呼吸症

[2025.05.18]

当院では、睡眠時無呼吸症候群の患者様を多数診療しております。

原因は大きく2つに分けられます。一つは肥満により喉の部分が狭くなる「肥満閉塞型」、もう一つは脳からの呼吸指令がうまく働かない「中枢型(非閉塞型)」です。

以前から減量を推奨してまいりましたが、このたび、睡眠時無呼吸症の方が減量するとどうなるかが明らかになってきました。

睡眠時無呼吸症候群のイラスト

 

肥満治療で知られる注射療法を実施し、実際に約10kgの減量に成功された方の例では、AHI(1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数)はわずかに改善したものの、治療を中止できるほどの効果は得られませんでした。

やや期待外れの結果ではありましたが、さらに体重を減らすことでどうなるのか、また、肥満閉塞型と中枢型が併存している方がどれほどいるのかといった点については、今後の考察、研究課題といえるでしょう。

 

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