肥満治療はドーパミンのコントロールが大切です 我慢できない食欲
[2025.11.07]
2000年に味の素が全国で約5,000人を対象に「どんな食べ物が好きですか?」という興味深い調査を行いました。
結果として人気が高かったのは、牛丼、すき焼き、ステーキ、ラーメン、餃子、鶏の唐揚げ、エビフライ、カレー、刺身といった料理でした。
これらの共通点は、脂肪・砂糖・出汁(うま味)が含まれていることです。
この結果をもとに、マウスを使った実験が行われました。
レバーを押すとエサ台から1滴だけ液体が出てくる装置を設置し、
どんな液体にマウスが反応するかを観察したのです。
結果は興味深いものでした。
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油を出すと、マウスは150回以上もレバーを押す
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出汁や砂糖水の場合は50~60回程度
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ただの水ではまったく押さない
つまり、「油」は生理的に必要以上に摂取してしまう、“快楽物質”を刺激する食材だということがわかりました。
過剰摂取が肥満の原因となるのも、この“快楽”に関係していると考えられます。

さらに、ドーパミンやβエンドルフィンといった快楽に関係する神経伝達物質をブロックする薬を投与すると、
マウスはもうレバーを押さなくなることも確認されました。
このことから、
「我慢できない食欲」を抑えるヒントは、ドーパミンのコントロールにある
と考えられます。
実践は後日お話いたします。
