胸やけ 胃食道逆流症(逆流性食道炎)
[2025.07.10]
胸やけにお悩みの方へ ― 胃食道逆流症(GERD)の可能性があります
胃食道逆流症(GERD)は、食後に胃の内容物が食道へ逆流することで生じる疾患の一つです。
主な症状は「胸やけ」や「呑酸(どんさん:酸っぱい液が喉元に上がる感じ)」です。場合によっては胸の痛みを感じることもあります。
予防のためのポイント:
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食べ過ぎを避ける
過度な飲食は胃酸の分泌を促し、胃の内容物が逆流しやすくなります。 -
高脂肪食を控える
脂肪分の多い食事は胃酸の分泌を増加させ、胃の中に長く留まりやすく、症状が悪化します。 -
就寝前の食事は控える
就寝の3時間前までに食事を済ませましょう。胃に食物が残ったまま横になると逆流のリスクが高まります。頭を上げた状態で寝るか、左側を下にして眠るのがお勧めです。 -
腹部を締め付けない
きついベルトや衣服による腹圧の上昇が逆流を招くことがあります。肥満がある場合はさらに注意が必要です。
治療について
治療の基本は胃酸の分泌を抑える薬ですが、日常生活での工夫や予防も非常に重要です。症状が続く場合は、医療機関への相談をおすすめします。