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進化からみた塩分

[2019.07.12]

今回は、なぜ塩を取ってはいけないか?です。

 

もちろん塩を取ったほうがいい状況もあります。

ふだんの診療では、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、腎不全の予防・治療、リスクのある人での胃がんの発症や進行を抑えるために塩分制限をお勧めしています。 

 

現代人は塩分過多の状態です。

 

進化の過程で動物は陸に上がるときに海の成分を体の中に持って上がりました。 だから血液は、海と同じ塩分濃度。

 

陸にあがった動物は、体の塩を保持することが難しく、摂ることも大変だったので、動物は塩を体の外に出さないように、尿に出すときには再吸収し、塩分を逃さない機構を作り出しました。

レニンーアンギオテンシン系といいます。 

 

 

流通がよくなり、塩が簡単に摂ることができる現在。

人は、この機構により塩を保持しすぎて塩分過多になっています。

 

 

進化によって、文明の発達によって、さまざまな病気が起こっています。

過ぎたるは及ばざるが如し。 

塩分を制限する方が自然な状態になるということなのです。

 

 

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