不整脈の検査
🩺 不整脈の検査方法
不整脈は心臓のリズムが乱れる状態のことを指します。そのため、心臓の電気信号や脈の乱れを確認する検査が行われます。
📌 主な検査方法
1️⃣ 心電図検査(ECG, EKG) 🔍
🩻 どんな検査?
- 心臓の電気信号を記録し、不整脈の有無を調べる基本的な検査
- 10秒ほどで終わる簡単な検査
🩻 どんな不整脈がわかる?
✅ 頻脈(心拍が速い)
✅ 徐脈(心拍が遅い)
✅ 期外収縮(脈が飛ぶように感じる)
✅ 心房細動(脈が不規則に乱れる)
💡 注意点
- 検査のときに不整脈が出ていなければ、異常が見つからないこともある
2️⃣ ホルター心電図(24時間心電図)、ループレコーダー ⏳
🩻 どんな検査?
- 小型の心電計を体に装着し、24時間(または数日間)心電図を記録する
- 日常生活の中で起こる不整脈をキャッチできる!
- 意識が2回以上なくなったことがある方は、ループレコーダーを使用することができます。
🩻 どんな不整脈がわかる?
✅ 突然起こる動悸やめまいの原因となる不整脈
✅ 断続的に起こる心房細動や発作性頻拍
💡 注意点
- 検査中の行動を記録(運動・食事・睡眠)し、どのタイミングで不整脈が出たか分析する
3️⃣ 運動負荷試験(トレッドミル・エルゴメーター) 🏃♂️
🩻 どんな検査?
- 運動(歩行や自転車こぎ)をしながら心電図を記録し、不整脈の有無を確認
- 運動中に不整脈や狭心症が出るかチェック!
🩻 どんな不整脈がわかる?
✅ 運動によって誘発される不整脈
✅ 運動時の心筋の異常(狭心症など)
💡 注意点
- 医師の監視下で行うので安全だが、症状が強く出た場合はすぐ中止される
4️⃣ 心エコー(超音波検査) 🫀
🩻 どんな検査?
- 超音波で心臓の動きや形、弁の異常を確認する検査
- 不整脈の原因が「心臓の構造異常」かどうかを調べる
🩻 どんな異常がわかる?
✅ 心筋症(心臓の筋肉の異常)
✅ 弁膜症(心臓の弁がうまく開閉しない)
✅ 心不全の兆候
5️⃣ 電気生理学検査(EPS:Electrophysiological Study) ⚡
🩻 どんな検査?
- カテーテル(細い管)を血管から心臓に挿入し、心臓の電気信号を直接記録する
- 不整脈の発生源を特定し、治療(アブレーション)を行うことも可能!
🩻 どんな不整脈がわかる?
✅ 突然死のリスクがある重度の不整脈
✅ 薬が効かない場合の治療方針を決めるための検査
💡 注意点
- 入院が必要なケースが多い
- カテーテルを入れるため、軽い手術のような処置が必要
6️⃣ 血液検査🩸
🩻 どんな検査?
- ホルモンや電解質(ナトリウム・カリウム)のバランスをチェック
- 不整脈の原因が「心臓以外」にあるか調べる
🩻 どんな異常がわかる?
✅ 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)による頻脈
✅ 貧血による動悸
✅ カリウム異常による不整脈
💡 まとめ
検査方法 | 目的・特徴 | わかる不整脈 |
---|---|---|
心電図 | 短時間で測定 | 一時的な不整脈 |
ホルター心電図 | 24時間モニタリング | 一日の中で不規則に起こる不整脈 |
運動負荷試験 | 運動時の異常を見る | 運動による不整脈 |
心エコー | 超音波で心臓の構造を確認 | 心筋症・弁膜症など |
電気生理学検査 | カテーテルを使って詳しく調べる | 重度の不整脈の原因を特定 |
血液検査 | ホルモンや電解質の異常を調べる | 甲状腺や貧血が原因の不整脈 |
🏥 こんな症状があれば検査を受けよう!
✅ 突然の動悸やめまいがある
✅ 安静時でも心臓がドキドキする
✅ 脈が飛ぶ・乱れる感じがする
✅ 息苦しさや胸の痛みを伴う
✅ 失神や意識が遠のくことがある
→ 早めに循環器科を受診しましょう! 🏥✨