インフルエンザ サブクレードK 長引く症状
インフルエンザの流行が、いまだに続いています。
診ていて感じるのは、症状が強く出ている方の多くは、ワクチンを打っていない方が多いということ。
やはりワクチンは、発症や重症化を防ぐ意味でとても大切なんだと実感しています。
🧪 一回の検査で、いろんなウイルスがわかる時代
今は、一度の検査で複数のウイルスを同時に調べられる便利な検査機器があります。
その結果からわかってきたのが、インフルエンザだけではない「混合感染(こんごうかんせん)」の存在です。
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ライノウイルス、 エンテロウイルス、RSウイルス、アデノウイルス などなど…
これらがインフルエンザと一緒に感染しているケースもあります。
そのため、熱が続いたり、抗インフルエンザ薬を飲んでもよくならないときは、こういった混合感染の可能性も考えられます。
😷 発熱がない場合でも…感染していることも
「なんだか調子が悪いな…」「体がだるくて動けない…」
そんな症状で調べてみたら、コロナ陽性だったという方も少なくありません。
発熱がないからといって安心はできません。
インフルエンザやコロナは、熱が出ないケースもあるのです。
💉 ワクチンのおかげで重症化は減ったけど…
ワクチンの普及で、確かに重症になる方は減ってきています。
ただ、症状の種類はとても多様になっていて、
「これって風邪?」「疲れ?」と思っていたらウイルス感染だった、というケースも増えています。
インフルエンザやコロナ、その他のウイルスたち――
今は、いろんなウイルスが入り乱れる時期です。
まだまだ油断はできませんが、
体調に少しでも不安があるときは、早めに相談してくださいね。
