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ツバメの子

[2025.07.31]

当院の軒下にツバメが巣を作っています。最近は毎年彼らを見守っていますが、今年は3匹のヒナがいて、毎朝目が合ってしまいます。

今日はスタッフから、ヒナのうち1匹が巣から落ちたとの報告がありました。実際に見てみると、巣の下に落ちたヒナがつぶらな瞳で不安そうな顔をしながらこちらをのぞき込んでいました。親のツバメが周りを飛び回っています。

カラスや猫に見つかれば、命の危険があります。何とかして巣に戻さねばと思いましたが、巣は高いところにあり、手が届きません。

四苦八苦していましたが、どうしても届かず、妻が「小さな机の上に台座を置き、その上に丸椅子を載せて、ここに乗って」と指示しました。

用意されたのは、かなり不安定な構造—まるでブレーメンの音楽隊やバベルの塔のようでした。躊躇しましたが、コップでツバメのヒナをすくい、何とか巣に戻すことができました。

ブレーメンの音楽隊のイラスト

ヒナは無事、小さな巣に戻り、今も3匹で親ツバメの帰りを待っています。

今年は酷暑の影響で、ツバメのエサとなる蚊なども少ないようです。それでもヒナたちはすくすく育ち、巣立ちの日を心待ちにしています。

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