食べると眠くなる 肥満の原因の一つ
[2025.07.01]
脂肪細胞から分泌されるホルモン「レプチン」は、満腹時に分泌されて食欲を抑える働きを持っています。具体的には、食欲を抑制するニューロンを刺激し、同時に食欲を高めるニューロンを抑えます。
この食欲増進ニューロンは、覚醒を促す「オレキシン」というホルモンを産生する細胞とつながっており、レプチンの作用によってオレキシンの分泌も抑えられます。そのため、満腹になると自然と眠くなり、逆に空腹だと覚醒状態が続き、寝つきにくくなることがあります。
満腹
↓
レプチン(食欲抑制ホルモン)分泌亢進↑
↓
食欲増進ニューロン刺激低下↓
↓
オレキシン分泌低下(覚醒ホルモン)
つまり、食欲を調整する神経系は、覚醒を維持するホルモン「オレキシン」を介して、睡眠とも深く関係しているのです。
一番注意したいのは、「お腹が空いて眠れないから」と深夜に食事をとってしまい、気づいたら体重が増えていた…というパターンですね。
私は悪くない、身体が悪いと言い訳しながら夜中に食べてます。