薬が原因のむくみ
[2025.03.02]
最近、むくみが原因で来院される患者さん多い。
もちろん病気が原因でむくみをきたすことが多いが薬剤性のこともある。
🔹 降圧薬(高血圧の薬)
- カルシウム拮抗薬(アムロジピン、ニフェジピンなど)
➡️ 末梢血管が拡張し、血管外に水分が漏れやすくなる。 - ACE阻害薬(女性、65歳以上に多い)やARB
🔹 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やアスピリン
- イブプロフェン、ロキソプロフェンなど
➡️ 腎臓での水分排泄が抑制される。
🔹 ステロイド薬
- プレドニゾロンなど
➡️ ナトリウム・水分の再吸収促進によるむくみ。
🔹 ホルモン療法薬
- エストロゲン製剤(避妊薬・更年期治療薬など)
- テストステロン製剤
🔹 抗がん剤
- 特定の分子標的薬や化学療法薬
🔹 糖尿病治療薬
- チアゾリジン系薬剤(ピオグリタゾンなど)
- DPP-4阻害薬
🔹 抗生剤
- ペニシリンなど
その他、睡眠薬や経口避妊薬、物理茂樹(寒冷、振動)、ストレス 不安などかなり多岐にわたる。
急にやめてはいけない薬もあります。
中止するときも注意しなければいけないですね。