血圧の薬 飲み方
[2025.03.05]
血圧の到達基準値について
2019年のガイドラインでは、自宅で測定する血圧の基準値が以下のように設定されています。
- 75歳以上:BP 135/85 mmHg
- 75歳未満:BP 125/75 mmHg
(ただし、腎障害、脳血管疾患、心疾患の有無によって変わります)
この基準は以前より厳しくなっていますが、明確な理由があります。
この基準を超えると、高血圧による合併症のリスクが格段に上昇するためです。
効果的に内服するためにどうするか? あとはタイミングです。
服薬のタイミングについて
降圧剤を1日1回服用する場合、できるだけ夜に服用することをお勧めします。
朝に服用する人と比べて、就寝前に服用する人は心筋梗塞や狭心症の発症リスクが3分の1に減少すると報告されています。
ただし、一部の薬(特にホルモンに作用するもの)は、ホルモン分泌が午前中に多いため、朝に服用した方が効果的です。
服薬のタイミングを決める際に考慮すべきこと
- 血圧がいつ高くなるのか(特に夜間の血圧)
- 患者さんの生活習慣やストレス
- 服薬の利便性
これらを踏まえ、最適な服薬タイミングを決めることが重要です。