蚊を買い取ってデング熱予防
フィリピンで蚊を買い取って、デング熱予防をしているとの報道がありました。
爆発的に流行っているそうです。予防のために蚊を5匹あつめると1ペソ(約2.6円)もらえるとのこと。
インバウンドで日本にも入るかもしれないので情報共有。
デング熱は、デングウイルスによって引き起こされる感染症で、主にネッタイシマカやヒトスジシマカといった蚊を介して感染します。熱帯・亜熱帯地域で広く見られ、東南アジア、中南米、アフリカなどが流行地です。日本でも、海外からの輸入症例や国内感染が報告されることがあります。
🩺 主な症状
感染後 3〜7日(潜伏期間) を経て、以下の症状が現れます。
🌡️ 初期症状(急性期)
✅ 高熱(39〜40℃程度)
✅ 激しい頭痛
✅ 目の奥の痛み
✅ 筋肉痛・関節痛(「骨が折れるような痛み」と表現されることも)
✅ 発疹(発熱後3〜5日目頃に出現)
✅ 吐き気・嘔吐
🚨 重症型(デング出血熱・デングショック症候群)
まれに次のような危険な症状が出ることがあります。
☑️ 出血傾向(歯ぐき・鼻血、皮下出血など)
☑️ 重度の腹痛・持続する嘔吐
☑️ 呼吸困難・ショック症状(血圧低下、意識障害)
➡️ これらの症状があればすぐに医療機関を受診してください!
🧪 診断
✅ 血液検査(ウイルス検出・抗体検査)
✅ 血小板や肝機能の評価も重要
💊 治療法
現在、デング熱に対する特効薬はありません。
🌱 支持療法(症状を和らげる治療)が中心です。
- 十分な水分補給
- 解熱剤(※アセトアミノフェン推奨。アスピリンやNSAIDsは出血リスクがあるため避ける。)
🦟 予防法
✅ 蚊に刺されないことが最も重要!
🛡️ 具体的な対策
- 虫よけ剤(ディート・イカリジン含有)使用
- 長袖・長ズボンの着用
- 蚊帳や網戸の使用
- 蚊の繁殖源となる水たまりの除去
🛫 流行地域に渡航予定の方は特に注意!
🏥 いつ医療機関を受診すべき?
🚩 高熱が続く
🚩 発疹や出血症状がある
🚩 激しい腹痛や繰り返す嘔吐
🚩 意識がもうろうとする
早期発見・適切な管理が回復への鍵です。
疑わしい症状があれば、早めに受診してくださいね!