健診にて尿蛋白 潜血
[2025.09.21]
健診での蛋白・潜血の扱いについて
健診では、蛋白・潜血ともに「+以上」を陽性として判定するのが一般的に推奨されています。
ただし施設によっては「±」を陽性として扱うこともあります。
実際には、「±」と「+」で病気の診断率に大きな差はありません。
学校健診での頻度
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小学生:約0.3%が「+」
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中学生:約0.6%が「+」
この場合は、一度きりの結果で判断せず、再検査を行うことが重要です。
起立性蛋白尿について
起立したときだけ蛋白尿が出る「体位性蛋白尿」は、若年者にしばしば見られる比較的良性の状態です。
注意すべき所見
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蛋白が 3+ 以上
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肉眼的血尿 がある
こうした場合は、腎炎やネフローゼ症候群などの疾患を念頭に、精密検査を受けることが大切です。
まとめ
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「±」は過剰に心配する必要はありません。
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「+以上」が繰り返し出る場合や高度の異常所見がある場合は、必ず医療機関で精査を受けましょう。