ペンギンの痛風
[2025.04.03]
尿酸は細胞の核の中にある核酸が分解されて作られます。尿酸は尿として体外に排出されますが、尿酸が高くなって、体のいたるところで結晶を作り炎症を起こす病気を痛風と言います。
痛風はかなり痛く、風が吹いただけでも激痛が走るために付いた名前です。
レオナルドダヴィンチ、ニュートン、ダーウィン、ナポレオンなども痛風に悩まされたそうです。
一緒ではないですが動物にも細胞はあるため核酸があります。ただ多くの動物は尿酸を水に溶けやすいアラントインという物質に分解する酵素を持っているので血中の尿酸は低くなっています。
人類は進化の過程でその機能を失ってしまいました。
尿酸に苦しむのは人類と鳥類です。鳥は体重を減らすため水分が限られているため水分に溶けやすい形ではなくコンパクトに尿酸で輩出しています。
鳥類や多くの爬虫類は糞便と一緒に排出している白くてベチャットしたあれ。あれが尿酸です。
鳥類にも痛風による関節痛や内臓痛風があるそうです。
ペンギンも痛風になるそうです。 ペンギンの親父さんもたいへんですね。