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悪玉コレステロール(LDL) なぜ治療が必要?

[2024.12.15]

健康診断にて異常を指摘され受診される方が増えています。

悪玉コレステロール(LDLコレステロール)は高くても症状が出ません。ただし160以上であれば心臓病リスクが2.6倍にもなります。もちろん高くなれば高いほどそのリスクは増えていきます。

 

 

 

 

180以上であれば家族性高コレステロール血症という病気の可能性があります。身体所見などを確認し30から40歳など若い年代で脳梗塞や心筋梗塞になる可能性が高くなり、平均寿命も10歳短くなることが知れられています。実は遺伝する病気。日本で家族性高コレステロール血症のかたは500人に1人、世界では300人に一人なので、診断されていない患者さんがまだまだいるとされています。

 

診断には、採血での値や皮膚所見(黄色腫)や家族歴、アキレス腱所見などを参考にします。

症状はありませんが、脳梗塞・心筋梗塞リスクです。

身体にはメンテナンスが必要です。しっかり把握し、油断せず治療しましょう。

起こしてしまってからは戻れないのです。

 

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