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花粉症 今年の花粉30%増し

[2025.03.01]

今年は花粉の飛散量が例年の30%増しになるといわれています。

すでに花粉症の症状を訴える人も増えてきています。

花粉症は花粉に対するアレルギー反応ですが、その機序の経過によって大きく3つの段階に分かれます。

① 鼻粘膜に花粉が付着する

(この段階で肥満細胞や樹状細胞が刺激を受けます)

② ヒスタミンの放出による即時型アレルギー反応

肥満細胞からヒスタミン顆粒が放出され、くしゃみや鼻水といった即時型アレルギー反応が起こります。

この経路をブロックする薬:ヒスタミン拮抗薬(H1ブロッカー)

③ 遅発型アレルギー反応

その後、さまざまな化学物質の反応が起こり、ロイコトリエンやプロスタグランジンなどの働きによって**鼻づまり(鼻閉塞)**が生じます。

この経路をブロックする薬:抗ロイコトリエン薬


かなり大まかな説明ですが、以上が機序を意識した薬の使い方の概要です。

ステロイドは①②③すべての段階をブロックできる薬もあり、種類によっては血管収縮作用を伴い②③を抑制するものもあります。ただし、効果には個人差があるため、「この薬が一番良い」とは一概には言えません。症状に応じて最適な薬を選択することが重要です。

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