歯槽膿漏と心臓病
[2025.03.11]
循環器の病気に関して歯槽膿漏が関連しています。
歯槽膿漏と循環器疾患の関連性
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炎症の影響
- 歯槽膿漏は細菌感染による慢性的な炎症を引き起こし、炎症性サイトカイン(IL-6、TNF-α など)が全身に影響を与えることが知られています。
- これにより動脈硬化が進行し、心血管疾患(CVD)のリスクが高まる可能性があります。
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細菌の血流侵入
- 歯周病菌(Porphyromonas gingivalis など)が歯肉から血流に入り、血管内皮にダメージを与えることで動脈硬化や血栓形成を促進すると考えられています。
- 感染性心内膜炎という病気は歯の病気の後に多いことが知られています。
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高血圧との関連
- 歯周病がある人は、ない人に比べて高血圧リスクが高まるという研究もあります。慢性的な炎症が血管の硬化を引き起こし、血圧を上昇させる可能性があります。
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心筋梗塞・脳卒中との関係
- 歯周病と動脈硬化の進行が関係していることから、心筋梗塞や脳卒中の発症リスクが高まることが報告されています。
- 一部の研究では、歯周病を治療することで心血管疾患リスクが低下する可能性が示唆されています。
ここでも歯周病という慢性炎症が重要な病気に関わってきます。
いつも歯は大切にしないとですね。