息切れは実は肺の病気かも(慢性閉塞性肺疾患COPD)
🌬️「歳のせい」じゃないかも?
~COPD(慢性閉塞性肺疾患)をご存知ですか?~
「最近、ちょっと息苦しいな…」
「階段を上ると息が切れるようになってきた」
そんな方は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)という病気の可能性があります。
🚬 COPDってどんな病気?
COPDとは、たばこなどの有害な物質を長期間吸い込むことで、肺や気管支に慢性的な炎症が起きる病気です。
職業粉塵や大気汚染も原因になります。
肺の中の「肺胞(はいほう)」が壊れてしまうことで、
本来のように空気を吐き出せなくなり、息苦しさや息切れが起こるようになります。
🧠 初期は気づかれにくい病気です
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初期はほとんど症状がありません
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進行すると、階段を上がるときや自転車に乗るときに息切れを感じやすくなります
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「年齢のせいかな?」と思って放置されることが多い病気でもあります
⚠️ こんな合併症にも注意!
COPDを放っておくと、次のような病気も一緒に起きることがあります:
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肺がんや喘息の併発
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心不全(心臓への負担が増える)
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うつ病や栄養不良
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コロナを含む感染症への弱さ(重症化しやすい)
特に心不全を合併すると、急速に状態が悪化することがあります。心臓の病気と密接にかかわっています。
💨 原因の多くはたばこ。加熱式タバコも例外ではありません
COPDの原因のほとんどはたばこです。
しかし最近では、加熱式タバコや受動喫煙によってもCOPDを発症する方が増えています。
🩺 「ただの加齢」ではありません!
✔ 息が切れやすい
✔ 咳や痰が続く
✔ 少しの動作でも疲れやすい
こうした症状がある方は、「年齢のせい」と決めつけず、一度ご相談ください。
早期に発見すれば、進行を抑える治療が可能です。