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グレリン(空腹ホルモン)

[2025.01.30]

以前、レプチンについて書きましたが今回もう一つの大切なホルモンの話をします。グレリンです。

 

グレリン(Ghrelin)は、主に胃から分泌されるホルモンで、「空腹ホルモン」とも呼ばれています。このホルモンは、食欲を増進させる働きがあり、視床下部に作用して空腹感を引き起こします

主な特徴と機能

  1. 食欲促進: グレリンの分泌は空腹時に増加し、食事をすると減少します。このため、食事を始めるきっかけとなる重要なシグナルを体に送ります。

  2. エネルギーバランスの調整: グレリンは、エネルギー摂取と消費のバランスを調整し、体重維持に影響を与えます。

  3. 成長ホルモンの分泌促進: グレリンは脳下垂体に作用し、成長ホルモンの分泌を刺激します。このため、成長や代謝にも関与しています。

  4. 胃腸機能への影響: 胃の運動や消化液の分泌を促進し、消化機能をサポートします。

  5. 睡眠とストレスへの影響: グレリンは睡眠パターンやストレス反応にも関与しており、不規則な生活やストレスがその分泌を変化させることがあります。

グレリンとレプチンの関係

グレリンは空腹感を促進し、食欲を増加させる一方、レプチンは満腹感を伝えて食欲を抑制するホルモンです。この2つのホルモンは互いに対照的に作用し、食事や体重の調整において重要な役割を果たしています。

グレリンが過剰に分泌されると過食につながる可能性があり、逆にその分泌が低下すると食欲不振や体重減少につながる場合があります。

 

コントロールしたいホルモンです。

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