くしゃみの抑制
[2025.05.28]
咳が出るとうったえてこられる患者さん。何人かはくしゃみです。
くしゃみは風速108㎞/h、咳は37-55㎞/hとかなりの風速。くしゃみの方が多くの飛沫を周辺に届けます。
くしゃみは鼻への軽い刺激によって出ることが多いですが、原因不明の事もあります。まぶしい光を浴びるとくしゃみが出ることもあります。光くしゃみ反射と言います。
くしゃみのより脊椎骨折、肋骨骨折、鼓膜損傷を来たしたり運転中であれば交通事故を起こすこともしばしばあるようです。
くしゃみは鼻内の神経(三叉神経第1枝、もしくは第2枝)を刺激されることにより起こるようですが、鼻と口の真ん中の人中を強く押さえることにより、もしくは舌で口の中の上側を抑えると抑制できるようです。
医師としては手術中などの重要な場面では、くしゃみしてはならない。
予防策を試してみるのもいいかもしれません。