さつまいもは医者いらず
[2025.05.27]
1732年、江戸時代のこと。西日本で稲虫が大発生し、稲が育たず、多くの民が飢える事態となりました。これが「享保の大飢饉」です。
このとき、青木昆陽が広めたのが「甘藷(サツマイモ)」でした。
サツマイモはヒルガオ科サツマイモ属の多年草で、私たちは塊根(ふくらんだ根)を食べています。
実は、葉やつるも「医者いらず」と呼ばれるほどの万能薬で、潰瘍や疲労回復、便秘、喘息、発熱、カタル、腫瘍、吐き気、やけどなどに効果があるとされています。
栄養面でも非常に優れており、カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEが豊富で、食物繊維やタンパク質もたっぷり。アントシアニンも含まれ、遺伝子の異常変異を防ぐ働きがあります。
さらに、サツマイモのビタミンCは加熱しても壊れにくいという特徴もあります。
まさに、優秀な健康食品です。