循環器専門医は知っています。
心房細動があると脳梗塞のリスクは約5倍に上昇します。
心房細動は、全体の約0.9%の人に見られ、70歳以上ではその割合が約2.7%に増加します。
心房細動が起こると、心臓の「心耳(しんじ)」と呼ばれる部分に血栓ができやすくなり、それがちぎれて血流に乗って飛んでいくことがあります。この血栓が脳の血管を詰まらせると、通常よりも大きな脳梗塞を引き起こすことがあります。すなわち、心房細動による脳梗塞は重症化しやすく、後遺症が残りやすいのが特徴です。

健診で異常を指摘された方や、脈の乱れを感じる方は、決して放置せず、ぜひお早めにご相談ください。