認知症を予防する食事
[2025.09.04]
今までさまざまな食事が「良い」と言われてきました。
オメガ3系脂肪酸や魚の摂取量が増えることで認知症が予防できる、という話がありますが、一方で効果がないという報告もあります。
血中ビタミンDが低いと認知症のリスクが高まることや、ビタミンB12や葉酸の濃度が低いと認知症になりやすいといった指摘もあります。
地中海式ダイエットは循環器疾患の分野では、心筋梗塞、心不全、脳卒中、糖尿病、がん、パーキンソン病など、さまざまな疾患を予防することが知られています。
いくつかの研究では、認知症予防にも効果があるとされています。
当院にも認知症に関する相談が多く寄せられています。どのように対応すべきか、患者さんには有効とされる食事療法を指導していますが、治療は難しいところがあります。そのため、できるだけ早い段階からの食事療法の導入が推奨されます。