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心臓 3つ

[2024.12.19]

心臓は、人間一人に一つしかない器官であり、血液を送り出すポンプの役割を果たしています。

 

一方で、イカやタコには3つの心臓があります。そのうち1つは全身に血液を送る「主心臓」で、残りの2つは「えら心臓」と呼ばれます。えら心臓は、えらに血液を送る補助的な役割を担い、えらを流れる血液の効率を高めることができます。

 

人間の心臓は、1分間におよそ5リットルの血液を全身に送り出します。この5リットルという量は、体重60kgの人の体内にある血液の総量とほぼ同じです。つまり、人間の体内では約1分ごとに血液が循環し、入れ替わるような働きが行われているのです。

また、心臓は古代から「生命の象徴」として重要視されてきました。南米では、生贄の心臓を抜き取り、祭壇に捧げる儀式が行われたことがありますし、吸血鬼の伝説では、心臓に杭を打たれることで初めて死ぬとされています。このように、心臓は生命を司る大切な器官としてイメージされています。

 

それでも、イカやタコのように心臓を複数持つ生物も存在するという事実は、生命の多様性を示していて興味深いものです。

 

 

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