インフルエンザすごく増えてます
最近、インフルエンザ感染がかなり増加していると感じています。統計によると、埼玉県では1医療機関あたり平均3.4人のインフルエンザ患者が受診しているようです。
主な症状は以下の通りです:
- 咳
- 喉の痛み
- 頭痛
- 鼻水
- 関節痛や筋肉痛
- 倦怠感
また、急に38.0℃以上の高熱が出ることが特徴ですが、発熱が見られないケースもあります。重症化すると、脳炎や心不全を引き起こし、死亡する例も報告されています。
今回のインフルエンザ感染増加の背景には、コロナ禍で徹底した感染対策によりインフルエンザの感染機会が減少し、多くの人がウイルスに触れる機会を失ったことで抗体が減少したことが影響していると考えられます。
また、「発熱がないからインフルエンザではない」という誤解により、感染している人が外出してウイルスを拡散させている可能性も指摘されています。
1900年代のニューヨークで「腸チフスのメアリー」として知られるレストランのコックの事例は、これを思い起こさせます。彼女は腸チフスに感染していましたが無症状だったため、多くの人に感染を広げました。このようなケースを「スーパースプレッダー」と呼びます。
誰もがスーパースプレッダーになり得る可能性があり、またいつでも感染するリスクがあります。そのため、マスクの着用、手洗い、うがいといった基本的な感染対策を徹底するとともに、自己防衛の一環としてワクチンを接種することが重要です。