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お風呂のリスク

[2024.12.08]

 

有名芸能人が湯船で亡くなったことが報道されていました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

お風呂は、家の中でも最も死亡事故が多い場所です。今回もヒートショックが原因ではないかと指摘されています。

ヒートショックとは、急激な寒暖差によって生じる現象です。温かい場所から寒い場所に移動すると、体温を保とうとするため血管が急速に収縮します。特に心臓の血管が痙攣するように収縮することで心筋梗塞を引き起こしたり、自律神経の異常が生じて不整脈が起きたりすることが考えられます。

また、湯船での死亡事故も多く報告されています。全身の血管が弛緩して血圧が低下し、ショック状態となり溺死に至るケースがあるのです。湯船でうっかり寝てしまう場合も、単に気持ち良くて寝ているのではなく、血圧低下によって意識を失っている可能性があります。

ヒートショックを予防し、湯船での溺死を回避するためには以下の対策が有効です。

  1. 風呂の温度を41度以下に設定し、入浴時間を10分以下にする。
  2. 入浴前に適量の水分を摂取する。
  3. 湯船に入る前にしっかりとかけ湯をする。
  4. 湯船から出る際には急に立ち上がらず、前室を温めておく。
  5. 風呂に入る前に、家族に一声かけて知らせる。

お風呂のイラスト 風景 に対する画像結果

寒いからといって長湯をするのは厳禁です。

最近では、若い人たちがスマホや読書、軽食などをお風呂で楽しむ「お風呂スマホ」や「お風呂読書」などで長湯することがあると聞きます。

時には足湯に切り替えるなど、長湯にならない工夫を取り入れることが大切です。

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